トンビでも鷹の能力を使える頭とは

カテゴリー/ インフォメーション |投稿者/ 公文式 岩田
2015年09月05日

お母さんにも使えるこうすればいいんだ
2015.09.05 

今回の話題
・岩田のこだわり=うちの教室だけが伝授、トンビでも鷹の能力を使える頭にするスキル
・お母さんにも使える こうすればいいんだ。
・スタッフから見た教室の子どもの様子

【岩田のこだわり=うちの教室だけが伝授できる、
トンビでも鷹の能力を使える頭にするスキル】

たくさんの保護者の方が、うちの教室を選んでお子さんを通わせてくださっています。

私は保護者さま方の気持ちをいろいろ考えてみました。
なぜ、うちの教室を選んでくださったのか?

入会時のアンケートや、終了テストなどの面談で保護者の方から聞いた内容を列挙してみました。

・家から近いから。
・友達がいっているから。
・学校の勉強に困らない力をつけてくれるから。
・子供の将来を考えて、先の力をつけてくれるから。
・確実に力をつけて進ませてくれるから。
・2学年・3学年先へと進ませてくれるから。
・子供に自信をつけさせてくれるから。
・計算スキルの習得ができるから。
・英語のEペンや教材がいいから。
・嫌い、自信がないという教科を好きにさせてくれるから。
・集中力をつけてくれるから。
・岩田がお母さん方の悩みをきいてくれるから。
・岩田が子育てのヒント(他では聞けないような内容)を、多く提供しているから。
・質問にやさしく答えてくれる先生や、解いた教材をすぐに採点してくれる先生に見守られて学習できるから。

などなどです。

でも私は思います。
これらの多くは、うちの教室でなくても、身につけてくれるところは
あるのではないかと・・・

うちの教室にしかない!私だけが持っている指導スキル(トンビでも鷹の能力を使える)を明確にしてみました。

私の師匠から伝授されたものですが、
① 多数のオプションを持たせること
② 選ぶこと
この2点です。

皆さんご存知のように、公文を始める時、最初はだれでも簡単なところから始めます。

半年、1年と、過ぎていく頃には、少し難しさを感じさせる問題に出合います。

このとき、
「わからない」という言葉しか知らなければ、オプションは一つです。

オプションが一つですから、選択は、二つ。
「わからない』と言ってしまう選びと、何も言わない選びです。

実際、低学年の子や公文のキャリアが浅い子は、「わからない」という言葉のオンパレードです。

うちの教室では
「どう解くのかな?」
「足すのかな、引くのかな?」
「最初に何をするのかな?」
「前に同じようなのがあったはず」
「どこを見ればいい?」

といった言葉のオプションと

「深呼吸する」
「ニコッと笑ってみる」
「手をギュ・パッと数回力を入れる」
「立って体の動きを変える」
「背中をピンとする」
「スキップをする」

などの体の動きのオプションを子どもに持たせて、選び方まで伝授しています。

私自身が難しい問題に出合ったとき、「分からない」という言い方しか持ち合わせていないと、子どものオプションを増やすことはできません。

「どうしたら、この問題を楽しめるか?」とか、
「初めてではない。前に似たような問題を解決している。確か、あれは・・・」とか
「私は、この種の問題・試練が大好き。いつものように解決してしまおう」とか

自分自身のオプションを増やす努力をしています。

【お母さんにも使える こうすればいいんだ。】
トンビでも鷹の能力を使えるお子さんにするために、
お母さん自身の“言葉”と“体の動き”オプションを上記の内容から
真似してみませんか。

 

スタッフ(岩田も)から見た、教室での子どもたち
(大人の方も)の様子です。(NO61)
毎月、5日・15日・25日の更新が基本です。

① 中学1年 男の子 算数D教材
夏休みから入ったお子さんです。
良くできるお子さんですが、最初はどの子も同じように、簡単なところで、集中力を養います。

ある程度能力のある子は、問題の答えを出すのに、暗算でやってしまいがちになり、ミスがバァ~と増えてしまうこともあります。

この子もそうです。
3ケタ÷2ケタの計算で“答え”と“あまり”だけを書いていたので、ミスが多くなりました。

枚数も多くやっているので、気持ちが訂正の多さに負けてしまいボーとしています。

訂正のプリントは机の上に乗ったまま、今日やるプリントも重なっていますから、余計に気持ちが萎えてしまったようです。

こんなときは、「手が止まっている」とか「さっさとやろう」などの声かけはしないで、いきなり訂正プリントでの次の計算の答を言うようにします。

パッと集中を取戻し、スラスラとやっていきました。
ところが、またしばらくすると集中が途切れかかりました。

それで、本人の前に置いてある今からするプリントを全部預かり、一枚やったら持ってきて新しいのと交換するというように、生徒の体を動かすようにしました。

D教材の中でも少し根気がいる所ですが、中学1年です。
集中スイッチを入れ替えして、こちらが驚くようなあっという間に訂正と当日の学習をやり終えました。

② 年中 男の子 算数4A教材
今やっているのは、4Aですが、つぎの3A教材の71番からたし算が始まります。

たしざんの準備で“すうじのひょう”の指差し数唱をしています。
120までのすうじを『イチ,ニ、サン,シ、ゴ・・・』と言いながらひょうのすうじを指差していきます。

はじめはゆっくりと数えていたので、一緒に指差しながら速く読めるように少し誘導しました。

すると、今までの中で一番早く読めて、本人も嬉しそうでした。

③ 小学3年 男の子 算数B&2A教材
B教材の筆算のプリント1枚と、2A教材のプリントを40枚というものすごい量を頑張ってるお子さんです

筆算をスラスラやっていくために、お母さんにお願いして大きく復習をしています。

ただ40枚をやっているのじゃないのです。
10枚ごとに、5分~7分位で出来るような力を毎回出して集中を深めています。

表面的には集中しているように見えても、近くで誰かが何かを言うと、パッと顔が動きます。
もっともっと集中を深めるために、どんな数字を書いていても良しとしています。

こちらが子どもの手の動きに集中していると、正解を書いているのがわかりますので、間違えたのはその場で訂正していくようにしています。
間違えた答えを、頭の中に定着させたくないからです。

ここまでがんばれるお子さんは本当に素晴らしいですし、お母さんのご協力があればこそと感謝しています。

④ 中学2年 女の子 数学I教材
公文で頼もしい力を身に付けてくれています。
自己肯定感です。

自分の力(自分が持っている力)を信じることができるから、すぐに教えてもらおうとしたり、解答書を頼ったりしないで、自分でやってみようとする気持ちを持っています。

直しがおわったときに、「自力で解けたね!」と一言ほめ、
満足感を持たせるようにしました。

⑤ 年中 男の子 国語3A教材&6A教材
3A教材は、ひらがなの書きの練習。
6A教材では、二語文や三語文を読む練習をします。

一番下の方ですから甘えん坊さんですが、自分で読もうとする意欲があります。

ひらがなを読むのでなく、言葉として読むことができるようになり、上手になりました。

ほめながら、いい間違いを一緒に読むことで、最後まで笑顔で上手に読めました。

⑥ 小学3年 女の子 国語C教材
3年生の教科書よりかなり難しい内容をやっています。

日常の生活ではあまり使わない言葉も入ってきていますから、どうしても訂正で、てこずってしまいます。

間違いが訂正できないところは、言葉の意味が解らないと言っていましたので、言葉の意味を教えました。

すると、すぐに正解が分かりましたので、理解は早いお子さんだと感心しました。

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