経験のない世界へ公文で

カテゴリー/ インフォメーション |投稿者/ 公文式 岩田
2015年09月15日

お母さんにも使えるこうすればいいんだ
2015.09.15

今回の話題
・岩田のこだわり=数学は時間との勝負
・お母さんにも使える こうすればいいんだ。
・スタッフから見た教室の子どもの様子

【岩田のこだわり=数学は時間との勝負】
あなたも知らないかもしれない~深い関係
それは、集中力と、問題を解き終える時間

『公文をやる醍醐味って何?』と聞くと

『学校でまだ習っていないことを、自分の力で解いていけること』って

多くの子どもたちと保護者の方が言われます。

実際うちの教室では半分以上の子が学校で習っていないことをやっています。

でもその中で、学校のレベルより3学年先以上に進んでいる子と、学年レベルよりほんの少しだけ先をやっている子に分かれます。

その違いが分かっている子と保護者の方は、どんどん先に進んで行けるようです。

大きな違いとは何でしょう?

ズバリ言うと、公文の勉強を、学校の勉強と同じやり方でやっていないのです。

学校の勉強パラダイムと違うパラダイムを持たないと、大きく先へ(2~3学年以上先へ)学んでいくことは出来ないことを、一部の保護者の方はご存知です。

学校と違う公文のパラダイムって、一見非常識に思える部分もあります。

例えば
・集中力をつけるため最初に完成時間がありき。
・すうじは丁寧でなくても読める字ならば良い。
・間違えてもA教材までは消しゴムを使わない。
・A教材まで10枚を10分~15分以内でやるために、答えをどんどん教えても良い。
・新しい問題は例題をまねてとにかくやってみる。
・例題をまねて完成時間内に解いていくと、理解は後からついてくる。

などなど学校のやり方(パラダイム)と違うパラダイムは
最初『ほんとに大丈夫?』と不安に思うことがあるかもしれませんね。

学校での学び方パラダイムがしみついている大人の方ほど抵抗があるようです。

しかし公文の50年以上の歴史が、学校とは違うパラダイムが持てた子の大きな伸び

(幼児で中学の内容が出来るとか、小学校で高校の内容が卒業など)を、数多く証明しています。

教室の子供たちを見ていて、算数の完成時間を意識して深い集中に入れる子は、

算数が大好きになり自信を持つのが早いです。

『計算は早くなったけど、文章題や図形が・・・・』と、
言われる保護者様のお子さんの集中力(計算力)は、ほぼ
100%残念な状態です。

もっともっと集中力(計算力)をつけるのが、急がば回れで
あるようです。

子どもが夢中で算数の問題を解いている時の、鉛筆を動かすスピードの速さとリズムにほれぼれします。

学校で習っていない内容でも、例題を見て少し考え、意を決するように解き始めます。

“算数・数学は、時間との勝負”
誤解を受けるような言い方ですが、公文の目標である、『小学生で高校教材ができる』は、標準完成時間に基づくからこその達成です。

【お母さんにも使える こうすればいいんだ。】
お子さんが算数に自信を持つと、算数が好きになります。

一見非常識に思えること(例えばで書かせていただいた)をやってみてはいかがでしょう。

一見非常識なことをやっていても、3年くらい過ぎると、学校のやり方(パラダイム)も上手に出来るようになりますから、子どもはすごいです。

 

スタッフ(岩田も)から見た、教室での子どもたち
(大人の方も)の様子です。(NO62)
毎月、5日・15日・25日の更新が基本です。

① 中学2年 男の子 数学G教材
今、G教材の復習をしています。

毎回、入室時と退室時の時間をBルームの子には書いてもらうようにしています。

なかなか毎回きちんとかける子が少ない中、この子は一日も欠かすことなく、きちんと書いています。

今日は、帰りの時間を書いていた時に、早めの終了だったので、笑顔でよくうなずいたら、本人も気づいたようで、少し嬉しそうにしていました。

② 小学5年 男の子 算数C教材
夏休みから始めたお子さんです。

集中力を深めるための教材をやっています。
算数・国語共に、集中して取り組んでいますが、さらに集中できるようにしたいと思いました。

そこで、入室後席についてプリントに取り掛かる時間をさらに縮めるために、黙って手伝い、すぐに始められるようにしました。

算数10枚の完成時間はいつもの3分の2くらいになりました。
入室後プリントの取り掛かる頭の切り替えが、パッと出来たようです。

③ 小学6年 男の子 英語H教材
中学2年生の内容をやっています。

英語教材は、すべての教材の内容がEペンシルに入っていますから、Eペンシルで耳から聞いたネイティブの発音を真似て音読する部分があります。

英語の力を確実にしっかりと身に付けていくコツは何だと思いますか?

そう! Eペンシルを聞いて、真似して、英文が読めるようになることです。
英語の自信を持っている子は、例外なく英文をスラスラ読めるようになっていますから。

この子に、読みをもっと得意になってほしいと思い、今回タイムバーに入ることを目標にしました。

3回ほどトライしてもらいました。
たいへん粘り強くトライしてくれて、最終的にタイムバーの中に入りました。

④ 小学4年生 女の子 英語G教材
中学1年生の内容をやっています。

宿題のプリントを聞きましたら、発音はとても上手でしたが、タイムバーの時間に惜しくも入らなかったです。

当日分のプリントをする時、『タイムバーに入るような読み方とやり方をするといいね』と声をかけました。

集中してやっていたようで、タイムバーの真ん中に入り、発音もパーフェクトでしたから意識の高さを感じました。

⑤ 小学1年生 男の子 英語B教材
夏の特別学習から英語を始めました。

毎回きちんとやっていますので、B教材の真ん中あたりに進んできています。

宿題の読みを聞かせてもらいましたが、すごくていねいに読み、発音もすごく上手でした。

途中で読み方を忘れた単語が出てきたときは、一生懸命に思い出したようで、しっかり全部正解を聞かせてくれました。

読み終えた後は、満足げな顔を見せてくれました。

⑥ 小学5年 男の子 算数E教材
分数のたし算をやっています。

ここで手が止まるのは、最小公倍数で分母を出す時です。
パッと最小公倍数が出るのもありますが、しばらく考えても出てこないのもあります。

パッと出ないものに出合い、イヤな顔をしているこの子と目が合いましたで、2つの分母の大きい方を2倍、3倍した数字を言って答えを導きました。

やり方がひらめいたようで、すぐに書きだした。
暗算力は持っていますので、答えを出すのが早かったです。

⑦ 年中 女の子 国語4A教材+7A教材
とても好奇心旺盛なお子さんですから、どうしても周囲のことが気になります。

集中を戻すため、次々に一緒に読んでいきました。
記憶読みがしっかりできるので、表面で止まっても、一緒に読むことですぐに集中が戻り裏面は正しく読めます。

また、書き順を『ここから』と促すことで、しっかりした筆圧で正しい書き順を見せてくれています。
きれいに.書けました。

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