ヒーローへのデコボコ道 2016.2.25
2016年02月24日
スタッフ(岩田も)から見た、教室での子どもたちの様子です。(NO76) 2016.2.25
小学6年生 女の子 英語G教材 ①
中学1年生レベルの内容をやっていますから、少しやり難かったのでしょう。
提出されていないプリントが2回~3回分ほどあることが気になっていましたので、どうしたのか尋ねると「やったんだけど家にある」と言う返事です。
「次回は全部持ってきてね」と頼んでいましたので、今日かなりの数のプリントを持ってきてくれて全部学習してありました。
当日分の学習もほぼ正解でした。
ただ長期記憶の中に英語を入れるには、毎回コンスタントに学習を確認していった方がいいようです。
小学4年生 男の子 国語G教材 ②
中学1年レベルのことをやっています。
実年齢は4年生ですから、そう容易くはないと思いますが、当日分のプリントをすごく集中してやっていました。
採点したプリントを返却したらすぐお直しを聞きに来たので、読んでいたとは思いますがもう一度一度読んでもらいました。
やはりほとんど正解にすることができました。
自力で直せる力がすごいと思いました。
小学5年生 男の子 数学H教材 ③
五年生が中学2年レベルの因数分解をやっています。
今回の因数分解を勘違いしたのか、やり方を忘れたのか不正解がたくさん出てしまいました。
『今日は○○時に帰ります』という申し出がありましたので、内心時間内に終わらせることができるかを気にしましたが、生徒には「早くして、急いで」とは言いません。
答えのヒント(最初の数字だけ)を解答書でパッと見せて席へ戻しました。
やり方を思い出したようで、すぐに直しが終わりましたので本人もうれしそうにしていました。
小学4年生 女の子 算数E教材 ④
5年生レベルの分数計算をやっています。
分数の引き算の分母がすぐに出ます。
最小公倍数を出すスピードが速くすばらしいです。
ところがやり方も正しいのに自信がないようです。
なんだか迷います。
答えを書く手が止まったら、次に来る数字を言いますが、まず正しいところを「こことここはあってるね」と受け入れることばを言ってから数字を言います。
少しずつ手が早く動くようになりました。
年中 男の子 国語4A教材 ⑤
今日は園でいっぱい体を動かしたようで、ハイの状態で教室に来られました。
気持ちが高ぶっていて学習に集中できないときが度々ありました。
学習をする時に一緒にプリントを読んだりして集中できるように接しました。
笑顔でプリントを全て終わらせることが出来ました。
カードも一人でスラスラ読んでいました。
小学2年生 男の子 国語D教材 ⑥
4年生レベルのことをやっています。
答えに何を書いたら良いかわからないようです。
手が止まり、頭を抱え込んでいました。
この子だけではありませんが、問題を何度も読んでいても、答えが分からない時もあるのです。
こんな時はズバリ正解を知らせて、その内容が問題文のどこに書かれてあったかを聞くと、すぐにここに書いてあると分かりますから、ちゃんと読んでいることが伝わってきます。
読んでいても答えが分からないのは、問題の内容が日常生活では体験することができないことだったり、知らない語彙が多く出てくる時のようです。
その答えの書かれている部分に鉛筆で線を引いてもらいました。
この指導を数回か繰り返すことで、最後まで集中して学習することができ、笑顔のまま算数に取り掛かりました。
小学2年生 女の子 算数A教材 ⑦
答えが20を超える計算に入り少し戸惑っているようです。
答えを書いていくスピードが遅くなっています。
13+8=とか、15+7=とか、10+6=などの片方が一桁のたし算は、13の“1”や、15の“1”を指で隠して計算させると答えが出やすいです。
ところが10+12=とか、11+10=になると、どの数とどの数を足そうかと迷うのです。
こんな時は、最初に足す数字だけを見せるようにして、後の2つの数字をペンなどで隠して答えの出し方を教えます。
ことばでの説明とか理屈は言いません。
ズバリ答えの出し方だけを伝えます。
こうすればいいんだと子どもは自分で繋げることができるのです。
中学1年生 男の子 英語I教材 ⑧
中学3年生レベルのことをやっています。
学習の仕方が英語力が付くようなやり方で、大切なことはいつもしっかり押さえて学習できています。
英語教材は特にやり方次第で、教材が先に進んでも今まで同じような進み方で進めるコツがあります。
外国語を覚えるのに、作業量を甘く見てはいけないようです。
今日、スペルの間違いには自分で気づいて、苦笑いしながらすぐに直していました。
小学3年生 男の子 国語C教材 ⑨
当日分で答えを書いていない白いところが何箇所かありました。
何を書いたらいいか解らないと言っていましたが、自力で出来るはずのお子さんです。
答えを書くようにするためにどうするのかというお作法を伝えます。
つまり、何を聞かれているかの設問と本文をもう一度声を出して読んでもらいました。
読み方を聞けば、内容が解っている読み方かどうかが分かりますので、自信がなさそうな時は、生徒と一緒に音読をしていきます。
お直しはすぐに100点になり、「頑張ったね」と声を掛けると「すごく頑張った」と言ってくれました。
小学3年生 男の子 算数E教材 ⑩
5年生レベルのことをやっています。
最小公倍数を出すところで、答えの出し方が解らず、とても落胆した様子でプリントを持ってきました。
「どう接したら早く答えを出すことが出来、帰すことができるだろう」と考えました。
あれこれ言葉での説明などをし始めると、子どもは余計混乱します。
ことばでの説明はしないようにして、答えの出し方のみに集中しました。
大きい数字を指さして「これで割れる?」と尋ねると自分で計算し始め、続きもスラスラと解いていました。
小学5年生 男の子 国語J教材 ⑪
高校1年レベルの古文をやりはじめました。
教室での学習も、宿題もとても丁寧に進めていて、教材終了テストでも高い点数で合格しています。
J教材は、古文ですから5年生の子にとっては、まるで外国語を学んでいるような感じなのではと想像します。
難しいと思って当然です。
プリントの前に「本文がきちんと読めているね。字もていねいに書いてくれているね」と声を掛けました。
いつもの半分の時間で終えました。
小学2年生 女の子 算数B教材 ⑫
筆算の内容をやっています。
3ケタと3ケタの計算では、手が止まります。
『むずかしいー。』『めんどう』『合っているかわからない』というようなマイナスの気持ちに押しつぶされているようです。
A教材の暗算力はついているお子さんですから、気持ちが変われば結果も変わると思い、『意外と早く出来てしまった』という経験を毎回持たせるように接しています。
一緒にプリントを解くようにしています。
なるべく短い時間で終わらせるようにしました。
小学1年生 女の子 国語A教材 ⑬
『今日は時間がない』と言っていたので、一度で全問正解の花丸になるよう持っていこうと思いました。
指で示すように読みながら学習するように伝えました。
集中して短い時間で学習できました。
そのままの良い気持ちで算数に入りましたら、訂正も早く終えることが出来ました。
とてもうれしそうでした。
小学1年生 女の子 算数2A教材 ⑭
プリントは別に暗算力を高めるたし算カードの音読をやっています。
足し算カード5の逆唱で、2~3こ答えを考えてしまうところがありました。
こんな時やってしまう間違いは、出来ないところだけを繰り返して練習させることです。
子どもは、そこが出来ないと思っているわけですからそこだけを練習させると、出来ない気持ちを引きずったままの練習になってしまうのです。
できる所を90%以上含めての練習にすることがコツです。
気持ちのいい状態で練習するのです。
自信をつけてもらってから、再びトライしてもらいました。タイムを縮めることができました。