2015年4月
岩田とスタッフから見た、教室の子どもたちの様子です。(NO52)
2015年04月15日
岩田からのラブレター(NO2)
催眠言語を効果的に使うことで、
気持ちを変えます。
どのように変えるのかは秘伝です。
小学6年生が中学2年生レベル(H教材)の式の展開をやっています。
実際の学年より2学年先をやっていますから、数学に
自信を持って生き生きとやっています。
最初のページは(a+b)(x+y)=というような問題が続きます。
次のページでは『公式を使って次の式を展開しなさい』とあり、(a+b)²=a²+2ab+b² の公式が載っています。
プリントが3枚目に進んだ時、困った顔をして私の所にプリント持ってきました。
aとbが分数になったので答えがグチャグチャになったようです。
この6年生の子は、
『公式を使って次の式を展開しなさい』の文字に、気が付かず、(a+b)(a+b)=a²+2ab+2ab+b²というようにして計算をしてしまっていたのです。
設問で、『公式を使って次の式を展開しなさい』という指示がありますので、新しいプリントにもう一度公式を使ったやり方で挑戦してもらいました。
せっかく半分以上やったのに、やり直しをしなければならない時、どんな気持ちになるでしょう?
いやぁ~な気持ちが湧いてきて、やる気がダウンしてしまうのが普通ですよね。
『やり直しか~ 自分が問題を読まなかったから』と後悔しながらも、『時間が長くなるー』『せっかくやったのに・・・』などと、くやしい気持ちもあるはずです。
この子の気持ちをいろいろ推測しながら私は、
ある催眠言語を使い、実際すぐ終わるようにスピードを手伝いました。
『催眠言語って、いったい何?』と思われる方がいらっしゃるかもしれませんね。
実は、催眠言語を私たちは知らないだけで、日常あたり前のように使っているのです。
例えば
薬を飲むとき、薬剤師から『少しにがいかもしれませんが・・・』と言われて、大したにがさでないのに苦いように感じてしまったり、
注射をされるとき、『チクッとしますよ』と言われて、体が硬くなり、より痛みを感じてしまったりするのが、マイナス面の催眠言語です。
催眠言語を効果的にプラスに使うことで、
気持ちだけでなく、体の動きも変えることができるのです。
自分の予想時間より早く終わったこの6年生の子は、明るい表情で帰っていきました。
スタッフから見た、教室での子どもたちの
様子です。 (NO51)
保護者の方なら思い当たる気がしますので、
お子さんの名前は出していません。
教室オリジナルホームページ(5日,15日,25日に更新)
に今回載せている子供たちです。
公文喜多山教室 日進栄教室 2015.4.15
① 新小学5年 男の子 英語H教材
中学2年生レベルのH教材を新5年生がやっています。
学年レベルをかなり超えて進んでいますから、とてもがんばっているお子さんです。
H教材では、助動詞、接続詞。動名詞、不定詞、比較、過去分詞、受動態などの内容が、これでもかというくらい出てきます。
このように、いろいろな文法が出てきますと、これらを覚えるのにどうしても一生けん命になっていまい、文章を楽しく読むことが弱くなります。
この子も文法に一生懸命力を入れていますから、文章の音読がもっとできる(音読バーの真ん中になるような音読が出来る)ことを教室では大切にしています。
② 新中学1年 女の子 国語E教材
国語を始めたのが遅かったので5年生レベルの国語をやっています。
国語のE教材の中には算数の文章題が入っているのです。図形とか、円周率とか、百分率とか、割合などが入っているのです。
国語のF教材の中にも算数の文章題が入っています。単位とか、縮尺とか、比とか平均、立方体や、数学者ケーニヒスベルグの線状グラフも出ています。
算数の文章題がスラスラできるようになるためには、、文章を読みこなすには国語の読解力がどうしても必要ですね。
③ 新小学2年 女の子 算数A教材
たし算をやっています。
が、本人のペースでかなりゆっくりとやっています。
公文の算数教材は、集中して決められた完成時間内に問題を解いていけるようになると、暗算力がついてくるのです。
この子のスピードを上げるために、問題を次々と指差していきました。
「はやい」、「すごい」と途中ほめながら進めていくと、ペースが上がり笑顔で解いていきました。
④ 新小学4年 女の子 算数D教材
約分をやっています。
ここは、5枚で10分~15分で終えるのが標準完成時間になります。
この時間内に終わらせるために、やったプリントを1枚ごとに採点するようにしてリズムをつけるようにしました。
結果、5枚を10分でやり100点になりました。
⑤ 新小学6年 女の子 英語E教材
4月から公文を始めたお子さんです。
慣れない環境にまだ少し緊張されています。
少しでもリラックスして学習してもらえるように、宿題のプリントを聞かせてもらう時に、ひとつひとつていねいにうなずくようにしました。
プリントを読む声が次第に大きく、自信を持って読めるようになっていきました。