2015年7月
因数分解の手伝い方
2015年07月25日
お母さんにも使える こうすればいいんだ
2015.07.25
今回の話題
・近況報告
・お母さんにも使える こうすればいいんだ。
・スタッフから見た教室の子どもの様子
【もう、ふた昔も前の事ですが・・・】
教室の生徒さん(中学1年)が、夏休みを利用して約一か月アメリカにホームスティ。
多少緊張した面持ちながらも、楽しそうなワクワク感があるのが伝わってきました。
ふた昔以上も前の事ですが息子が小学6年生の時、初めて2週間一人でホームスティをアメリカでしました。
今はもうありませんが、当時は公文で夏休みや春休みに、海外でホームスティできるシステムがあったのです。
その初めての経験が、多分高校での交換留学や、社会人になってからの大学留学につながっていった気がします。
ちなみに、6年生の時の最初の留学の条件は、自分の身の回りのことがすべて(起床、着替え、整理整頓、掃除、家の手伝いなど)自分から出来ることでした。
子育てって、お金がかかりますよねぇ~
これからの時代、時代の変化は今まで以上に速くなっていきます。
大切なお子さんに必要なことってなんでしょうね?
多分、今までと180度違う気がします。
【お母さんにも使える こうすればいいんだ】
小学5年生、6年生、中学1年生が5~6人、中学2~3年生レベルの因数分解をやっています。
もちろん学校では習っていない、かなりレベルの高い内容の教材です。
因数分解の始めあたりでは、たすき掛けができるようになると、スラスラと答えを出せます。
ところが、番号が進むにつれて、解き方のスピードが落ちてきて、しばしば手が止まりがちになります。
特に、187~190番台あたりでは、苦労している子が多いです。
2X²(X+Y)-Y(X+Y)²=
X(a+b)+X(a+C)=
X²―(Y+Z)²=
このような問題で手が止まり、私にアイコンタクトを送ってくる子もいますし、聞きに来る子もいます。
(X+Y)を、ひとつのかたまりに見させたり、Xだけしか見させないものが混在している、高校入試レベルの内容です。
一方的に教えられるだけの塾に通っていると、何時間もかけて、黒板に書いて説明を受けても、『今一つ分からない』
というはずです。
ここは、教えられてわかるところではないからです。
8+7=、5+8=、6+8=といった、たし算の答えの出し方を、自分でつかんでやっと出来るようになったと同じように、自分でつかむしかないところだからです。
もちろん、つかみやすいように手助けはします。
問題が解けないで、じっとアイコンタクトを送ってきた子や聞きに来た子に対しての手伝いは、いきなり解き方を言うようにします。
言い方は、小声で独り言のように、少し早口です。
本人がつかむしかないのですが、必ずつかむものですから、このように手伝います。
ちょっとしたことですが、ご家庭でも使えます。
『始めるよ』とか、
『おしえるよ』とか、
『しっかりみててね』とか、
『ちゃんと聞いてね』
などの前置きは、なしです。
大人は、前置きが必要ですが、子どもには、じゃまなだけです。
いきなり、内容を話します。
今、質問されている問題だけを手助けします。
次の問題でも手が止まったり、長く考え込んだ時は同じように現在の問題だけを手伝います。
教室でこのような手伝いを数日繰り返していると、自分でつかんでしまいます。
似たような他の問題も、解けるようにしたいと考えて、話し始めると、子どもとズレてしまうのです。
子どもに、うっとうしく思われます。
前置きもなく、後づけもしない。
いきなり内容を、そのことだけについて話します。
大人のしない話し方ですが、子どもが伸びる手助けのコツです。
スタッフ(岩田も)から見た、教室での子どもたち
(大人の方も)の様子です。(NO58)
- 小学3年 女の子 英語F教材
6年生レベルの英語F教材をやっています。
算数・国語・もやっていますので、3教科共に頑張っているお子さんです。
F教材の内容は、中学1年の教科書とほぼ同じレベルです。
文法の内容が出ていないだけで、中学の英文に親しむことができます。
当然、英文の読みが長くなりますので、Eペンと同じように読むには練習がいります。
教室で最初に、宿題の音読を聞かせてもらった時に、少し気になりましたので、当日学習分はEペンのスピードと同じように読めるように声をかけ、見守りました。
するとビックリ、まったく同じスピードになっていました。
- 小学5年生 男の子 数学H教材
中学2年レベルの連立方程式をやっています。
連立方程式の例題では、今までの計算だけと違い、どの数式と、どの数式をどうしたか?という説明を書いて計算していくようになっています。
この子は今までの教材と同じ感覚で、計算だけをしています。
答えは合っているのですが、これでは中学の内容とは言えませんので,演算指令を書いて計算をするように声掛けをしました。
例題を見て、書き方を覚えてもらうようにしました。
常に笑顔で接したら、喜んで取り組んでくれました。
- 中学1年 女の子
数学・国語・英語の3教科やっています。
幼児さんの時から、ずぅ~と頑張ってくれていますので、いつもと同じように頑張れるときばかりではありません。
人間だれでも波があります。
生きていますから波があって当然なのです。
特に、教室への入室時間が少し遅めになりますと、自分で3教科共にやり終えようとする気持ちが薄くなってしまうことを気にしていました。。
今日、入室時に『前回は時間内に3教科終わったね』と声をかけ、今日も時間内に3教科終わることを目標としました。
とても集中して取り組みができ、全部終えることが出来た時の表情はすがすがしく明るかったです。
- 小学3年 男の子 算数C教材
学年相当3年生レベルのC教材をやっています。
教材を学習する前に、高いレベルで使いこなせる九九の力を増す練習をしています。
学校では、九九を2年生で練習をしていますから、普通に九九を言うことはできます。
が、もっと高いレベルの九九を使いこなせるようになってほしいですから、あえて九九の練習も入れています。
すごく一生懸命やっていました。
続いて国語の教材も順調に学習できました。
最後に算数の教材に移った時には、エネルギーを使い果たしたかのごとく、イヤイヤになってしまいました。
そこで、一緒について学習を進めました。
5枚頑張って100点にし終えることが出来てよかったです。
- 60代女性 Sさん 英語H1教材
E教材よりスタートし、8カ月ほどでH1教材まで進んできま
した。特に集中力はすごく、集中し始めると一気に5枚を完成させてしまいます。
その背中から出る集中オーラはとても鮮やかな色合いで、集中力の深さを感じます
学習しながらマイノートに新しく習う単語を何度も書き留
めている姿は、公文式の醍醐味であり、教育の基本中の基
本である自学自習を実践出来ているようです。
このペースで進んでいけばあと数年で原書レベルの小説
などをカフェで読んでいる姿を想像していまいます。
公文式での英語の学習の特徴である、読む、書く、話すをバンス良く学習することで日常の生活では得ることが出
来ない刺激が脳へ到達しています。
そのため軽くあと40年は脳が健康でいられる学習を実行
中です
- 小学1年 男の子 国語2A教材
公文を始めてから、4か月くらいのお子さんです。
国語教材の読み(音読)を現在大切にして接しています。
あわてず、ていねいに読めるように、リズムを取りながら音読しています。
今は読むのに一生懸命になっています。
もう少しなれると、読みながら内容がつかめるようになっていくと思います。
問題の答えを書いていく時に、答えを言ってから書くことをすすめています。
結果、100点になりやすいです。
宅配寿司
2015年07月14日
お母さんにも使える こうすればいいんだ
2015.07.15
今回の話題
・近況報告
・お母さんにも使える こうすればいいんだ。
・スタッフから見た教室の子どもの様子
【またお寿司の話・・・】
『先生お寿司がすきですねぇー』と言われそうですがまたまたお寿司を食べました。
3日ほど前に、ある宅配のお寿司屋さんからハガキが届きました。
なんと今月中一回だけ40%OFFのはがきです。
しかも全品どれでも40%OFFというのです。
この時とばかりに、今まで注文したことがない、高額のお寿司を頼んでしまいました・・・。
到着したお寿司を見ると、見た目は普通なんですが、なんだか全体に影が薄い感じがしました。
食べてみて、影が薄い原因がわかりました。
どのお寿司にも、わさびはのっているのですが、気が抜けていて、わさびの刺激・香りさえなかったのです。
ネタはそれなりにおいしかったので、少し残念でした。
『お母さんは、お寿司にさえもスピリチュアルなものを感じるのか?』と息子に笑われてしまいました。
【お母さんにも使える こうすればいいんだ】
教室に来てくださっている多くの子どもたちを見ていて、つくづく感じます。
どの子も心の中(奥の奥の子もいますが)で、『伸びたい』
と思っていることを感じるのです。
お母さんから面談の時などに「うちの子は欲がなくて・・・」とか、「お友達など他人のことは気にしないので、もう少し気にするようになってほしい」などと聞くことがあります。
でもね、どの子も『伸びたい』という気持ちを持っていると私は感じます。
実際その気持ちが隠れているだけ。
このように思って、教室では子どもたちを少しだけ手伝うようにして『伸びたい』という心の奥の気持ちにアクセスする努力をしています。
子どもたちを手伝う時に、『この子は伸びる』『絶対にこの子は伸びる』と、自分自身に暗示をかけるように、本気で思うのです。
目の前のひとりひとりに、『この子は伸びる』と思う時は、実は、伸びる前に思うようにしています。
伸びてしまった後には、目の前に伸びてしまった子がいるので、誰にでも伸びたということがわかります。
しかし、伸びる前に『この子は伸びる』と本気で思うためには練習がいると、私の生涯の師から学びました。
いいかげんに思っても、口だけで『この子は伸びる』と言っていても、思ってしまうことはできません。
〈口先だけで言って伸びるのなら誰も苦労はしないよねー〉
目の前の、まだ伸びる前のひとりひとりのお子さんに対して、『この子は伸びる』と、はっきりと様子を絵にかくように
してイメージするようにします。
伸びる前のお子さんには、お母さんを日々毎日のように悩ませる、いろんなことがあります。
集中ができなくてダラダラとやっている
おしゃべりでベチャベチャしゃべっている。
(先生やお母さんなどの)話を聞き取れない。
何にでも『わからな~い』といってしまう。
・・・・・まだまだありますよね。
こんな時、お子さんに対して『この子は伸びる』と本気で思ってしまうのです。
大丈夫、お母さんならできます。
お子さんの伸びを、絵としてイメージしてみましょう。
お子さんが集中してサッサとやっている姿を、頭の中で絵にしてみましょう。
おしゃべりを止め、お母さんや先生の話に聞き入っているお子さんの姿を頭の中に描いてみてください。
『むずかし~い!』というお母さんたちの声が聞こえます。
大丈夫。練習をしていけば、どのお母さんも出来るようになっていきますから。
このようにお子さんが伸びる前に、伸びてしまったことをイメージして、自分の頭の中の『伸びてしまった』お子さんに接しています。
具体的には、公文の教材をするときに、少し先(少し未来)に至る姿を、その一部分だけ手伝ってしまって、体験させてしまいます。
これは、お子さん自身が、自分の伸びを、一瞬ですがイメージとして持つことになります。
子どもは勝手に伸びていきます。
『教えること』や『気持ちのおしつけ』などで、先生やお母さんが手伝って、伸びてもらうのではありません。
勝手に伸びていく子を、少しだけ手伝うだけです。
大人が少し未来の伸びてしまった子をイメージできれば、子どもは自分で伸びていくのです。
スタッフ(岩田も)から見た、教室での子どもたち
の様子です。 (NO57)
- 小学5年 男の子 算数E教材
5年生レベルの内容のE教材ですが、最後の190番あたりをやっています。
E教材では、分数のたし算・ひき算・掛け算・割り算・少数を分数に直して計算するなどが出てきます。
5年教科書よりレベルが高い内容ですから5年生とはいえ、ハードルは高いのです。
最後の方の190番台では、今までの総復習が出てきますので、頭の中が大混乱を起こしたようです。
ここでは、このようになる子が多いのです。
でも自分だけわからなくなったと思ってしまう子もいますので、そのような時は手伝います。
手伝う私の頭の中は、スラスラとやっていたこの子に接していた時と同じ接し方ができるようにイメージします。
混乱して出来ない、目の前の子に対してではなく、出来る力が隠れているだけの出来る子に対して接するのです。
出来ている子に対してですから、ことばも接し方も柔らかくなりますので、混乱の収まるのがはやいです。
目の前の出来ていない子ではなく、出来ている(出来るようになってしまっている)子に接するのは、多少練習が要りますが、すごい魔法をかけることなのです。
お父さん・お母さん、自分に魔法をかけてみましょうか。
- 小学3年生 女の子 国語F教材
6年生レベルの内容をやっています。
漢字が小さくなりますので、見て書くのがやりにくいときも出てきます。
2回訂正が重なってしまいましたので、違いを示し具体的に正しい漢字を書いて伝えました。
思い込みで細かい部分を書いていたようです。
このように気付かない時は、ずばりと正解を伝えるのが一番の近道のようです。
3年生で6年生の漢字を学んで、一生懸命書いていますから、とってもがんばっていると思います。
- 小学3年 男の子 英語B教材
今回がBルームでの2回目の学習です。
やはり少し緊張しているようです。
このお子さんの学習の仕方を見ていたら、やり方で少し気になるあやふやな所がありました。
そこで、私の横に来てもらい学習してもらったら、より真剣に集中してできたようで、最初の時の読みよりずっと上手になりましたので、その子が真剣に集中してくれたことがうれしかったです。
- 小学5年 男の子 算数E教材
教室に入ってきた時、少し気になりました。
宿題分で訂正が多かったので、注意していた子です。
目が合い、その子の表情が“早く帰りたい”と言っているように感じました。
そこで、≪直しが多い=マイナス思考≫にならないように、直しのプリントをまとめて渡さずに、1枚ごと100点になったら次のプリントを渡すようにしました。
だんだんと表情が変わっていき、最後の方には笑顔になりました。
- 小学6年 女の子 国語H教材
中学2年の内容をやっています。
H!教材の後ろの方に進んできましたら、言葉や漢字を書くところでの正解率が落ちてきました。
よくできる子ですから、プリントの中で気を付けて読むと良い場所を示しましたら、一回で100点になりました。
どこを大切に学習をしたら正解になりやすいかをつかんだように思います。
次回からの学習につながることを楽しみにしています。
- 年長 女の子 算数2A教材
プリントを学習する前に、たし算がスラスラ出来るようにするために、たし算カードの暗唱音読を入れています。
この子も毎回がんばって練習をしてくれますが、前回より遅くなってしまいました。
暗唱音読を上手に集中して言えるようにしていくと、プリントの進みも良くなりますから、こちらも何とかしてあげたいと思い、一緒にリズムを取ったりすることもあります。
練習の結果、前回より集中して早く言えましたので、ホッとしました。
- 70代男性 kさん 算数E教材
教室に通い始めて1年半経つKさん。
もともと高いパフォーマンスを持っていたので、英語はG1教材から始めてたった数ヶ月でM教材高校基礎までステップアップ!
学習を始めて半年で英検3級に合格されました!
「自分はリスニング力がだめだから…」と昼夜を問わずE-penとにらめっこ!
この言葉と正反対に今では他生徒より英検対策を聞かれるほどに成長し、固くなった耳のほぐし方をあみだされたようです。
月間学習枚数2000枚オーバーは数年は破られることない大記録。 現在は期間限定で算数教材を学習中。
次回の英検準二級に気合いを入れ準備していますので応援メッセージは教室でも受け付けています
- 40代女性 Yさん英語
仕事をされていたときから英語が出来ればなーっとずっと思っていたそうです。
退職をきっかけに思い切って英語を始めて大正解。
E教材から始めてたった10ヶ月でK2教材(高校基礎)のテストに合格。
隠れていた才能を発揮されています。
Yさんよりのアドバイス
『公文の英語を始めるなら、やりたいと思ったら1日でも早く(若い)うちに始めたほうが良いですよ』とのこと。
『耳の関係もあるんですかねー』
家事に追われながらも、公文の英語なら1日15分で大丈夫ですからね。
2015年07月05日
お母さんにも使える こうすればいいんだ
2015.07.01
今回の話題
・近況報告
・お母さんにも使える こうすればいいんだ。
・スタッフから見た教室の子どもの様子
【富山のお寿司・・・】
先回、石川県珠洲市の聖域の岬に、行ってきたとお話ししましたねー。
となりの富山県にも足を延ばしましたが、富山もお寿司がおいしかったです。
以前、富山公文の職員の方に、『富山は回転すしさえもネタが違うのでおいしい』と聞いていましたが、まさしくその通りでとてもおいしくお値打ちでした。
富山湾の宝石と呼ばれる、生の白エビのお寿司も回転すし店にもありましたから。
家の近くの喫茶店で時々顔を合わせる富山県民の方に話したら、『そうだよ~』といわれてしまいました。
【お母さんにも使える こうすればいいんだ】
お子さんのことで、
困った原因を作り出したのは、《ことば》ですか?
それとも《行動》ですか?
お父さん、お母さん、子どものことで気になることっていろいろありますよね。
『出かける時間が迫ってきているのに、ぐずぐずと用意をしている・・』とか、
『やっちゃぁだめ!やらないで!と親が禁止していることをやってしまい、やってほしいと思っていることをやらない』とか、
『宿題をやりなさい!と言わないとやらない』とか、
などなど気になることを出したらきりがない・・・と言ったお父さんやお母さんのもいらっしゃるかも。
実はこういったことを考えるのに、一つの指針があるのです。
それは、その困っている(気になる)原因を作り出したのは、“ことば” か ”行動“ かを判断することです。
“ことば”が原因なら“ことば”で、その困ったことは解決できます。
“行動”が原因なら、”行動“でしか、その困ったことは解決できないのです。
例えば、
『教室へ行きたくない』と言っている小学高学年の子は、低学年の子に『○○年生なのに、あんな簡単なことをやっている』と言われたことが原因でした。
これは、“ことば”が原因です。
こういった“ことば”をその子に聞かせないようにしたり、低学年の子に言わせないようにすれば、ある程度は解決できます。
ところが幼児さんが『いくのはいやだ』といったり、教室に来たときから泣いたりするのは、“すぐに帰れないのがわかっている時”の多いのです。
この困ったことの原因は“行動”です。
こんな時に“ことば”で『どうしてなの?』と問い詰めたり、『終わったらおやつをたべよう』などと、なだめても本当の解決にはなりません。
原因が”行動“ですから”行動“で解決するのです。
どのように“行動”するのかというと、泣いている幼児さんと一緒に、その子がやることを手伝い早く終わらせるのです。
『そんなことをたびたびしていたら、子どもの頭に入らないのでは?』とか『その子の力にならないのでは?』といった心配はまったくいりません。
気持ちのいい状態で頭に入ったものは、気持ちのいい状態になれば、すぅ~と出てきます。
人間の脳とはそういうものなんです。
例えば 『宿題をだらだらやっている』という、困った原因は”行動“ですから、「はやくやりなさい」とか「あと○○分」といったような”ことば“では解決できません。
『○○をさっさとやらない』のも行動です。
「やるという約束でしょ」とか、「昨日、言ったじゃない。遊んだらすぐやるって」など“ことば”で解決しようとしてしまいますが、原因が”行動“ですから、”ことば“では
いつまでも解決できないのです。
『集中できない』のも“行動”です。
「どこを見てるの?またボォーとして」とか、「よそ見しないで」などと言っても“ことば”では解決できません。
集中している状態を作り出すような”行動“を、教室ではお子さんと一緒にするようにしています。
私が今、教室で指導していることも、ニュースレターとして毎月出しているこれも、“行動”の仕方(ふるまい“をお伝えしたくて出しているのです。
教室の子どもたちの様子が、教室オリジナルホームページの載っています。
よかったら 公文喜多山・日進栄で検索してください。
スタッフから見た、教室での子どもたち
の様子です。 (NO56)
①小学3年 男の子 国語D教材
4年生レベルのことをやっています。
今、3年生ですからスラスラというわけにはいかないようです。
公文の国語教材では、いろんな分野(社会や理科などや時には算数の文章題も)のことが取り入れられていますので、国語をやっている子は物知りが多いです。
とはいうものの、始めて聞く内容などでは戸惑います。
文章をサラッと読んでいると、答えが??となってしまします。
訂正などで質問に来たときには、答えを出すためには、どことどこに注目すると良いかを伝えています。
この子も正しい答えを出すことが出来ました。
②中学1年 女の子 英語H教材
中学2年レベルでも最終の不定詞と動名詞の内容をやっていますが、もうすぐに中学3年レベルのI教材に進める子です。
Eペンシルで毎回きちんと聞いていますので、発音も良く、
一定の良いペースで先に進んで行くことが出来ます。
中学教材以上の英語で繰り返しが少なく、確実に進んで行っている子は例外なく英語力もついています。
枚数の多さではなく、 “今何についての内容なのか”といことを頭に置きながら丁寧に学習している子が一番早く先に進んで行きますし、なにより楽しんでやっています。
③小学4年 女の子 算数F教材
F教材で、3ケタの分数のたし算引き算の所では最初戸惑っていた子です。
一つの問題の中で、帯分数のたし算とひき算が入っていますから手順がたくさんあります。
最初に最小公倍数で3つの分数の分母を揃え、次に足したり引いたりしますが、引けない時は1崩しをしますから、何回もの計算が必要なのです。
この子は最初こそ時間が少しかかり、ミスの訂正にも一生懸命考えてやっていましたが、数回でスラスラできるように成長していきました。
自分の力で成長していく姿は、さなぎからチョウになっていくような気がします。
④小学4年 女の子 国語EⅡ教材
漢字の間違いを聞きに来ました。
この子は、プリントの中にある語彙表を読むと出来るだろと判断して、『大丈夫!あなたならすぐにできるよ。ここをもう一度読めばね!』と言って返しました。
漢字のそれぞれの意味を読んでいたようで、すぐに正解を書いて持ってきました。
⑤小学5年 男の子 数学H教材
中学2年レベルを学習中です。
計算力がしっかりついているから、学年をはるかに超えたところでも自力でやっています。
とても速く計算できますが、次の計算をどうするか考えている時には頭の中で試行錯誤しているようです。
H教材には余白がかなりあります。
頭の中で考えていることを、ここの余白で書いた方が速くできそうなら、書いた方がいいと伝えました。
結果、余白が上手に使えて、スピードも上がり集中が深くなったようです。
⑥小学3年 女の子 英語B教材
とても丁寧に練習してくれているので、毎回とても上手に聞かせてくれます。
今日の宿題分はまたまた特にきれいに発音できました。
そのきれいに発音できたところ(文章)をほめると、はずかしそうに笑い、当日の学習分はさらにきれいに読めていました。
具体的にほめた所が、自分でもうまく言っていると感じることができたようで良かったです。
⑦小学3年 女の子 国語B教材
いつもなんだか忙しい様子で学習しています。
教室でプリントを音読を聞かせてくれる時も、早くやってしまいたいという気持ちが伝わってくるくらい、はしょおって読んでいきます。
すると、本文の内容を理解するのに時間がかかってしまい
『わからな~い』となることが多いのです。
今日は、質問文の最後“何を聞かれているのか”を強調して一緒に読んでみました。
答えに気づきやすくやり、スムースに答えていました。