鉛筆の音まで賢い子どもたち いうのもやるのも自分から 2022.4.3

カテゴリー/ インフォメーション |投稿者/ 公文式 岩田
2022年04月03日
 
教室スタッフ(岩田も)から見た教室の子供たちの様子です。
 
小学2年生 算数C教材
掛け算の学習に入る前の九九の確認をしています。
 
九九は、ひとつの段を上からも下からも7秒以内で正しく言える「使える九九」を身につけるのが目標です。
 
すでに学校で学習済みなので、上からはもちろんスラスラ言えますが、下から(2×9、2×8…)は難しいようです。
 
ゆっくり考えながらだと言えますが、数字を見てぱっと答えを出す力がもう一歩ですから繰り返し何度も練習します。
 
九九は子供たちにとって、81個もの答えを覚え「し」や「しち」など言いにくく、言い間違いやすいとても大変なものなのです。
 
九九の下からの段で苦戦中のSくんですが、私達は答えは分かってるけど、言いにくいだけ。頭には浮かんでいるけど、声に出でないだけ…と考えます。
 
まず言いやすい2の段3の段5の段を聞きます。
ここは出来ます。
次はSくんのやりたい段を聞きます。
家でも練習しているので、特に練習してきた段を言ってくれます。
もちろん合格です。
 
笑顔です。やれた自信とやれて楽しい気持ち、ここが大切だと思います。
 
言いづらい段は、答えのある九九の表を何度も読みます。
スピードが大事です。
答えが目からも耳からも入り、使える九九になります。
 
ゴールも近いです。とても頑張っています。
 
 
小学4年生 算数D教材
約分をとても頑張っています。
 
学校では一通りやってはいますが、公文の教材は約分の内容がすごく充実していますから少し手ごわいと思っているようです。
 
どの数で割ったらよいか、かなり考えて答えを書いています。
分母と分子とを割る約数は思いついて出すことができています。
 
ただ、14/28 の約分で7を使って約分して2/4としています。
分母も分子も7で割り切れますので、出来ていると思ってしまうようです。
 
この分数の約数が14であるとの感覚を持つ指導を教室ではしています。
言葉で説明しても約数を出す感覚を教えることは出来ません。
 
目の前の子は約数を出す感覚をつかんでしまったと、指導する者が先に決めて、子どものできるを信じて指導していきます。
 
すると、いつの間にか最大公約数での約分が出来るようになります。
 
 
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