2021年5月

鉛筆の音まで賢い子どもたち 言うのもやるのも自分から

カテゴリー/ インフォメーション |投稿者/ 公文式 岩田
2021年05月22日

『日々のくりかえし これにあきた人が負け』

この言葉は薬師寺執事長(故・高田好胤住職に師事、2019年から執事長になられた)大谷徹奘さんの言葉です。

毎日、同じことを繰り返していると、人は、それを苦痛に感じてしまい変化を求めたくなることもあります。

例えば、健康のためにウオーキングやランニングやジムに通ったりされている方も多いと思いますが、

『今日は体が重いから、ちょっと休憩』とか『雨が降りそうだから明日にしよう』とか『時間がないから今日はやめとこう』という日もあると思います。

公文の学習も毎日“プリントに向かって答えを出す”という同じことの繰り返しですから、長い間には親も子供も苦痛に感じてしまうこともあります。

しかし、心臓が毎日一定のリズムで動いているのと同じで、公文タイムも毎日の生活の基盤となるようになれば嬉しいですよね。

公文を始めて最初の頃は、簡単なところをやっているので時間もかかりません。

すぐに終わってしまうから、気持ちの良い達成感のある毎日が送れると言う人も多いようです。

ところが1年経ち2年経ち、自分の学年のレベルを超え、学校で習っていない、すぐにはできない難しい所に入ってくると、最初の気持ちを維持するのが困難になり逃げ出したくなったりすることもあります。

毎日、毎日、宿題をやり続けることは、本当に努力のいることで、飽きるなと言っても飽きることがあります。

公文を5年以上続けている子に聞くと”公文をやめたい“と思ったことが一度はあったと言いますから。

それでも、自分が公文をやっていたから今の自分があるということが分かったり、算数数学、英語、国語が好きになり楽しくなって公文を頑張っている子も多いです。

コロナ禍の下、子どもたちのこの頑張りと、保護者様のお気持ち・ご協力を心からの熱い思いで受け止めるには何が必要か・・・を今も考えています。

公文の学習は、教室とご家庭での合算です。

基本は教室では理想的なプリント学習(公文式の最重要な柱である標準完成時間以内に100点に仕上げる)ことが子供自身で出来るように指導しています。

この教室でやっている “解き方”の感覚を、ご家庭でも出来るように(個人差がありますが、時間・期間をかけても)働きかけていきます。

日進栄教室の仕事は「習慣を変える手伝いをすること」だと信じています。だからプリントを解いているその時に関わることが必要なのです。

解いている時の「解き方」が悪い(算数数学・英語・国語共)と、 つかむべきものをつかめないのです。

「解き方」自体が、習慣なのですから・・・

普通子どもは、学校のドリル・テストや、 家でのドリル・学校の宿題で、 学校の先生や保護者様を通して「解き方」自体の望ましくない習慣を持ってしまっている子が多いです。

公文式は、「プリントを解くこと」を本質としています。

「プリントを解くこと」以外に、公文式が扱う内容を、 修得できないのです。  他に方法がないのです。

だから公文式の教材は、 特有の「プリントの解き方」を通して指導しています。

つまり「プリントの解き方」自体が、新しい習慣なのです。

解き方(答えの出し方)の習慣を正すことで、保護者さまや子供たちの熱い思いのお役に立ちたいと念じています。

 

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