2021年2月
鉛筆の音まで賢いこどもたち。言うのも やるのも自分から
2021年02月21日
こんなに出来るのに!!
4年生の子が国語FⅡ教材(6年生レベル)の教材終了テストを受けました。
100点満点でした。
しかも見通しテストとしてまだ学習していない内容の中学1年生レベルの
テストをしたら、なんと73点も取れています。
採点結果を本人に見せて『すごい!!100点だよ』
『次に進む教材は何か知っている?』と聞いたら、
『中学1年生レベルのG1教材』と答えています。
『国語、こんなに良くできるから得意でしょ?』と
尋ねたら頭をかしげます。
『ええっ? 得意じゃないの?』と聞いたらうなづきました。
自分に自信がないような感じです。
学習した内容範囲のテストだけなら暗記力が優れていれば100点満点を
取ることは可能ですが、4年生の子がまだ習っていない中学1年生レベルの
テストで73点を取るには相当な実力がないと取れません。
こんなに出来るのに・・・
自己肯定感を高める働きかけが弱かったのではと反省しました。
「こんなにできてる! すごいよ! ○○さん」と言ってきたつもり
でしたが、自己肯定感は本人が感じるものですから本人に感じさせてあげる
ことができなくて申し訳ない気持ちです。
一人一人のお子さんの気持ちをもっともっと推し量れるように努力して
まいります。
岩田
鉛筆の音まで賢い子どもたち 言うのも、やるのも、自分から
2021年02月03日
長らくお休みしていましたが、再開します。
『あの人は頭のいいひとだね』とか、『頭がよくなりたいなぁ』とか
『この子は頭がほんとに悪いのだから・・・』など、頭の良しあしを
気にすることがたまにはありませんか?
実は、本来人間の頭の良し悪しの差は、ほとんどないそうで
頭の使い方で出来る人・出来ない人の差が出てくるそうです。
こんな変化の速い時代なのに知識さえ持てば何とかなると
思い込んでいる人が多いようですが、大切なのは自分自身との
コミュニケーションが出来るようになることです。
自分自身とのコミュニケーションが出来るようになることとは、
”頭の使い方”そのものです。
例えば、公文を学んでいる時に『これは出来るようになった』
『ここもつかんだ」というように、出来るようになったスキルを
肯定的にみることです。
極端な話、5回繰り返してやっと出来た1回だけを見るのです。
この1回を『できたね!』と見るのです。
出来ないことや、ミスを必死で探すのは、下手な自分との
コミュニケーションで、自分自身を心から好きになることは
難しいです。
公文のプリントで、訂正時に私が大切に指導していることは
『合っている所(正解)を確認していき、間違いを探す』です。
しかし悲しいかな、子供たちの多くは間違っている所を探す習慣を
今までの生活の中で身につけてしまっています。
一見同じように見える訂正の仕方も、自分とのコミュニケーションであり
その差はすごく大きいです。
岩田