鉛筆の音まで賢い子どもたち 言うのもやるのも自分から 2022.8.28

カテゴリー/ インフォメーション |投稿者/ 公文式 岩田
2022年08月28日
教室スタッフ(岩田も)から見た教室の子供たちの様子です
 
小学2年生 国語BⅡ教材
国語学習では、『設問を読み、本文を読み、何を答えるのかを考えて、答えを書く』という大切なお作法があります。
 
当教室では、常に子ども達に伝え、指導しています。
 
BⅡ161では、文章中の共通点や相違点をとらえる学習です。
お作法を守り学習しなければ、答えを導き出すのは容易ではありません。
 
Yさんも、何度も真剣に読み返し、答えを書きますが、「先生、あってますか?」と不安そうに採点を待っています。
 
しっかり音読していたので、文章の内容は正しくとらえています。
でも、書き間違いがあり、訂正が必要です。
 
「すごいね!内容はあってるよ。自分が書いた答えを読み返してね。」っと伝えますが、「何で?」「どこが違うの?」っと頭を抱えています。
「声に出して読んで!」再度伝えると、
「あっ!」すぐに訂正できました。
 
音読の大切さを、実感してくれたと思います。
 
いつも可愛い笑顔で挨拶してくれるYさんですが、この日の笑顔はとびきり素敵でした。
 
小学5年生 算数B教材
5月から入会されたお子さんです。
足し算の筆算に入りました。
 
ご存知の方も多いと思いますが、教室では繰り上がりの数字は書きません。
書かずに指を使うと指導します。
 
学校では、「必ず書きましょう」「書いてないと☓」と習うので、すでに学習済みの学年のお子さんはとてもやり難く感じるようです。
 
「繰り上がりは書きません」
それだけ伝えて始めます。1桁目の計算を声に出し、そっと指をさわります。2桁目の計算の後、指をさわり、答えの数字を言います。
 
2問、3問と続けると意味を理解してくれたようです。
 
4問目からは本人にまかせます。繰り上がりを書きそうになったり、指を見たりしながら解いていました。
 
おうちの方には、指を使うの?と疑問を持たれるかもしれませんが、子供たちにとって指を使う事は面倒なのです。必要ないと感じると、すぐに使わなくなり暗算での習慣が身に付きます。
 
学年により大きく違いますが、今日の彼もプリント3枚目の途中から使わなくなりました。
 
答えがぱっと出ない時にそっと指をさわると、2、3回使いまた使わなくなります。
 
プリント5枚目の1枚だけ時間を計りました。
 
張り切ってやり始めました。指は半分の問題で使いながら、でも鉛筆はとまりませんでした。集中していました。
 
2分7秒でした。初めてのやり方です。立派な結果だと思います。
本人も「スラスラできた~」と結果に満足そうです。
 
ここのプリントの標準学習時間は学年相当で1枚2分です。5枚で10分ですが、5年生だと7分ぐらいが目標でしょうか。7分で解き終わる力があると、次のステップでも安心です。
 
次の教室では目標7分、宿題も7分だよと伝えて終わりました。
 
入会して3ヶ月を超えて足し算をしっかりやってきました。計算スピードも集中力も変わってきていると感じます。頑張っています。
 
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